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□クリスマスだからって。
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冬。クリスマス。
クリスマスといえば、リア充どもがいちゃいちゃしやがる時期。
俺はとゆーと、一人。
公園のベンチであったか〜い方のコーヒーを飲んでまして。
ったく、なんなんだよ。
いちゃいちゃしやがってみんなして嫌がらせですかー?
夢主「はぁー…」
うん。まぁ一応彼氏はいるっちゃあいる。
男の俺が彼氏いるなんて、可笑しな話だけど、付き合ってる相手が男だから彼氏。
ダメダメ彼氏。天パだし。
だらしないし、バカだし、
でも、…。
まぁ、今喧嘩中で。
もう五日前に喧嘩して、万事屋にも行かないで真選組にずっといる。
一応、隊士な訳だからまぁ当たり前っていえば当たり前なんだけど、いつもなら少しでも暇があればすぐ寄っていたのに。
しかも喧嘩の内容が馬鹿すぎる。
俺は、密偵をしてる身であって、密偵に女装はツキモン。
女装して、仕事して真選組返ろうとしてると知らない男に囲まれた。
まぁそん時の俺は疲れてるわけで相手すんのもしんどかったから肩とか普通に触らせてた。
じゃあそこで嫉妬深い彼氏登場。
「何してんの?」
「あー、別に」
「…なにそれ」
「疲れてる。帰りたいけどこいつらめんどい」
まぁ、夜寝ずに働いてたから意識もフラフラでしんどかったのにめんどくせー、コイツって思った。
「勝手に触らせとけば?」
「は?意味わかんねーし。大体俺疲れてるし、誰かと違って働いてるんだよボケ」
「はぁ!?俺だって働いてるっつーの!」
「じゃあ家賃一人で払え!いっつも俺が払ってんだろ!」
「協力したいっつったのは夢主からじゃねーか!そんな風に思うんなら払わなくて良いし、俺は大丈夫って言ったのにしつこく言ってきたのは、」
「あー!!もううっせぇよ!うぜぇ!!帰る!」
絡んできてた男は俺が男だって分かって、ひいてた。
銀時の胸に、茶封筒を押し付ける。
「テメーが払わねぇとな、下のババァもガキも困るかんな」
「…は?いらねーよ」
「いつも貰ってんのにこんな時だけ貰わねーの?じゃあお前払えるの?…ボケ!もういい本当帰る!!」
銀時のふところに金をつっこみ、走り出す。
後ろで止めてくんのも振り切って走った。
追ってもこないしさ。
なんだよ、なんなんだよ……。
真選組についた途端。
夢主「うぅ〜っ!!沖田あっ!!」
がばあっ!
沖「わっ!どうしたんですかィ夢主さん」
夢主「銀時のボケ!本当ボケ!疲れてんだよボケ!」
沖「あー、喧嘩ですか。」
夢主「ボケボケボケ!!」
沖「夢主さん、そこはバカバカバカ!って言った方が可愛いですぜ」
夢主「どーでもいいわそんな事っ」
ケラケラからかって笑う総悟。
うん。皆揃って言う。
俺の事、多重人格だって。
疲れてたらちょっと冷たくなるだけじゃんかよ…。
沖「また夢主さんの事だから疲れて冷たくしたんでしょ?膝かしてやるから寝なせェ」
夢主「……沖田が優しい…。もしかしてお前インフルエンザか何かか?」
沖「ちげーやす。どんだけ疲れてても、夢主さん気ィ使って俺だけには優しくしてくれてるいつもの恩返し」
笑う沖田。
ちくしょう、今のはちょっと可愛かった。
夢主「…んじゃかりる。ありがと、お休み」